東の果ての公開日誌

ネットに不慣れな表現好きによる欲求放出の庭

クルマのリアリティ

「JAPAN MOBILITY SHOW」に行ってきました。

今年「東京モーターショー」から改名されたあれです。

僕は東京モーターショーとしては最後となった2019年のショーも見に行っていますから、最後と最初を見に行けたワケです。

 

モーターショーのときとはシステムも少し変わりました。

基本的に紙のチケットは存在せず、スマホで購入してQRコードで入場します。

会場案内もスマホアプリです。

スマホがないと楽しめないみたいな形で、ガラケー派の人がちょっと心配になります。

前回までは各メーカーがそれぞれのブースで紙のパンフレットを配っていましたが、今回はそれもQRコードなどを案内されるだけになっていました。

SDGsやチケット転売対策を考えたことだと思いますが、ちょっと寂しい気もします。

前回も書きましたが、やはり海外メーカーの出展は非常に少なく、見られたのはメルセデスBMW、BYDとルノーだけでした。

 

僕が一番萌えたのは、やはりマツダブースです。

驚いたことに市販型のロードスターと、「ICONIC SP」というコンセプトカーしか展示していませんでしたが、シンプルさが返ってマツダの考え方を分かりやすくしていていて、それが僕の心をつかみました。

市販車をほとんど出さないところが、「未来のショー」の演出としては良かったのではないでしょうか。

そしてICONIC SPのオーラがすごい!

この曲線っ!

面の緻密さっ!

今のロードスターの流れをくむデザインだと思いますし、市販ロードスターの展示があったことを見ても、もしかしたらロードスター後継のスタディーかもしれません。

このクルマの周りは人だかりがすごく、全体の中でも1,2を争う人気だと思いました。

同じような立ち位置にいるコンセプトカーとしては、ホンダの「プレリュードコンセプト」が出展されていました。

ICONIC SPの前に見たので、この時は今回はこれが僕の中の一番かなぁと思いましたが、残念ながらICONIC SPの曲線美を前にしたら勝てないかな...

こちらは市販されるであろうモデルにずっと近い形だと思うので、単純に比較するのはかなり卑怯だと思いますけどね。

そういう意味ではこちらのAFEELA(ソニー・ホンダモビリティ)の方がかっこいいかな?

 

スポーツカー不遇の時代と言われていますが、ショーだけでも主役として輝いて注目を集めているクルマがあるとうれしいです。

ショーもクルマも電子化が進んでいますが、実物を見る・触るという楽しさは、今のままなくならないでほしいですね。

移動性高気圧

職場の移転もあったりして、このところずっと仕事が忙しい状態が続いていました。

特に最近はだいぶ集中して、密度の濃い仕事をしていました。

そんな時、ずっと待ち望んでいたけれどしばらくなかったことが突然舞い降りてきました。

そうしたら、移転してからずっと合わなくなっていた電波時計の時刻が急に合い出しました。

それを始まりにいろんなことが噛み合いだして、何だかどんどん仕事がうまくいき始めている気がしてきました。

仕事だけでなく、生活全般が急に転がり始めた感じがします。

 

実は長い間仕事はうまくいっていません。

ちょっと前に職場の人から、僕が大殺界に入ってるんじゃないかと言われましたが、それがパタッと終わりになったんでしょうか?

はっきり言って、僕は大殺界みたいなものは性格的に信じたくないタイプですが、その人に言われる時はいつも、見事に当てはまってると感じてしまうんですよね…

大殺界かどうかは別にしても、僕の人生で何度か本当に悪い運気が続いているとはっきり感じる時期がありました。

若いときに比べれば、今は運気の波は小さめになったと思いますがね。

 

いや、でも、こんなに急激に運気が変わったと感じたことはなかったですね。

まだそう感じてから間もないので、もしかしたら一時的なものかもしれませんし、ただの気のせいかもしれません。

まあでも、気持ちが「ついている」と思っていれば、案外結果がその通りになることもありますから、そう信じていようかな。

運気が変わったと感じる少し前から、自分の良さが出しやすくなったとも感じていたし、自信を持って自分を出していけということだと、解釈しましょう。

 

秋に揺れる男心てした。

 

クルマらしいクルマ

自分が乗っているクルマを買い替えました。

カミさんからのお下がりで乗っていたマーチ(K12)からの乗り換えです。

マーチの最終走行距離は19万kmを超えていました。

初回登録から15年が経っていました。

 

新たに買ったのはFIAT 500です。

今まで自分でクルマを買うときは日本車を新車で買っていましたが、初めて中古の外車を買いました。

FIAT 500はずっとほしいと思っていたクルマです。

特にヨーロピアンなマイホームを建てた今の僕の目には、クラシカルなデザインがドンピシャでハマります。

身長の低い僕には、こういう小さい車が似合うと思いますし。

実はマツダ2のフルモデルチェンジをずっと待っていてそちらを買うつもりでしたが、今までの慣例からは外れてモデルライフが非常に長くなっていて、それでもまだまだモデルチェンジする気配がないので、諦めることにしました。

フィットの新車も考えましたが、普通に使えるモデルを選ぼうとすると完全に200万円を超えてしまうので、もう新車を買うのは無理だと思いました。

 

ネットで中古のFIAT 500を検索をしたら、県内の中古車屋さんで手頃なものが見つかり、実際にそのお店に行ってみました。

実車を見ると思ったよりきれいで、ナビもついていてBluetoothオーディオも使え、満足のいくものでした。

タイヤも新品で、車検は切れていましたが車検を新たに取った状態で支払総額95万円でした。

2018年登録のクルマなので6年くらいは乗れると考えると、前出のフィットと比べても1年あたりの金額は安くなります。

新車の場合はナビやETC、細かいオプションの値段ものっかってくるので、ほとんどの場合250万円近くになってしまうでしょうからね。

お店に行くまで即決するつもりはありませんでしたが、思ったより安くすみそうなのでつい即決をしてしましました。

購入の手続きや書類の準備は新車に比べるとずいぶん勝手が違い、戸惑うことがとても多かったです。

 

17日に購入して1週間運転しましたが、ウインカーとワイパーのレバーが日本車と逆になっていることにはやっぱりちょっと戸惑います。

500は「デュアロジック」といって、基本的にはマニュアルの構造のギアを電気的に制御してオートマのように動かしているようで、少し特殊な動きをします。

20年近くマニュアル車に乗っていた僕はそこまで違和感を感じませんが、ただシフトアップしたときに一瞬減速することがとても気になりました。

ミッションオイルを交換してみようとFIATのディーラーに相談してみると、交換しても改善される可能性があまりないと言われました。

前オーナーのクセが残っている可能性があるので、まずはマニュアルモードでしばらく運転してみて、シフトチェンジの仕方を学習させて様子をみた方が良いのではないかと、とても親切に教えてくれました。

そのお店から買ったお客じゃない僕に親切にしてもほぼメリットはないはずなのに、ありがとうございます...

実際マニュアルモードで運転してみると、少し改善された気がします。

急に改善されるというより、少しずつ改善されている感じがします。

 

気になるところを先に書いてしまいましたが、すごいと思うのは剛性感です。

ちょっとした段差を超えても、車体は1ミリもフニャッとしたりせず、塊がどっしり超えていく感じです。

足は固めですが、道路の凸凹が伝わって疲れるなどということはありません。

スタビリティが高いスバル車のような感じと言えばいいかな...

ただ低速は苦手のようです。

せっかちな僕はクイックに曲がったり発進したりする運転が好きですが、その趣向には合っていないかもしれません。

細かいことに動じないヨーロッパ人のような人向けなのかな?

でもどっしりしている分、質感は非常に高いですし、ステアリングの動きに対してタイヤが動く量は思いの外大きめだと思います。

50のいいオトナになった僕としては、500の趣向に自分が近づいた方がいいかもしれませんね。

 

結局のところ、マニュアルモードで運転を楽しんだり、しっかりした剛性感や内外装の質感を感じたりするとワクワクしているので、選択は正しかったと言えるのではないでしょうか。

最近ちょっと距離をおいていたクルマの楽しさと向き合って、新たなクルマの知見を身につけていこうと思います。

Fだけが未回収?

日曜ドラマ「VIVANT」が終了しました。

予告や宣伝を見て何となく初回最初から見始めましたが、やはり面白そうだという予感は的中しました。

半沢直樹」の時も同じような感じで初回最初から見ていましたが、半沢直樹とVIVANTは多くのスタッフ・出演者が共通しています。

 

今回はネットで「考察班」が話題になり、数々の次回以降の予測が立てられていました。

僕は先入観を持たないために、できるだけその考察を見ないようにしていましたが、大丈夫だろうと思ってたまたま見たサイトで、がっつり今後を予測させられてしまうこともありました。

僕自身は、主人公・乃木の別人格「F」が復讐のFを表していて、そのFが父親を殺すのではないかと考察を立てていましたが、それは見事に外れたようです。

 

最終回、僕は珍しく泣いてしまいました。

それも1箇所でなく3箇所くらいで。

こんなに風呂敷を広げてきた話なので、盛り上がるだけ盛り上がり、最後はその期待に答えきれずにしぼんでしまうのではないかと恐れてしましたが、そんなことは杞憂に終わりました。

最後は感動的でしかも展開が早く、それでいて話がしっかりしているので、入り込んでいきやすかったです。

「伏線」とされてきた謎も、ほぼ全て「回収」されました。

なぜかははっきり分かりませんが、最終回は特に僕の心の奥に響くものがありました。

このところ泣ける映画を見たいと思っていたのですが、ドラマでその願望が果たされた結果となりました。

 

素晴らしいテレビドラマだったと思います。

日本でもこんなドラマが作れるんですね。

続編があるというニュースが流れていますが、実現されれば必ず見ると思います。

記録の夏とイトススキ

今年の夏は、観測史上最高に暑かったみたいですね。

僕は暑すぎて実感がわかず、記憶の中の夏の方が暑い印象がある感じです。

歳をとって鈍くなったせいもあるかもしれません。

 

夏の間、東京に住む伯父と、栃木に住む叔母のお母さんが亡くなりました。

葬儀に参加した時は子供の頃の記憶がたくさん蘇ってきて、その記憶が自分のパーソナリティの形成に大きく影響していることを感じて、余計に淋しくなってしまいました。

そんな感情も、この夏の暑さの影響で、より濃さが増していたのかもしれません。

 

今日は猛暑日にはなりませんでしたが、暑い一日でした。

でもなぜか、外の空気に秋の気配をはっきりと感じずにはいられませんでした。

夜には激しい雨も降ったので、空気が乾いていたからではなさそうです。

開業の時から外から見て「すいているなぁ」と思っていた宇都宮のLRTの車両が、今日は妙に混み合っていました。

これまで「夏が終わる」という言葉を声に出さずに味わっていましたが、これから「秋が来る」という言葉を唱えてみるのもいいかもしれない。

涼しくなれば、ガーデニングでやれることも増えていきます。

中身は違っても人格は同じ?

引っ越した頃からパソコンの調子が悪く、動作が異様に遅くなったり、連続で起動に失敗したりすることが多くなりました。

Windows10が入っているSSDに「chkdsk」(エラーチェック)をかけてみると、エラーがたくさん出てきて、しかもなぜかどのエラーも「容量不足のために修復できない」というメッセージ(画面の写真を撮っていませんでした)が出てしまいました。

2年前にWindowsをクリーンインストールしたという話を書きましたが、この状況は今までとはちょっと違うような...

このパソコンはだいぶ前から不安定で、Windows11のものに買い換えようと考えていましたが、ここまでくるとSSDが不安定の原因だと思い、いったんSSDを交換することを考えるようになりました。

SSDの価格を調べてみると、なんとほぼ同じ容量のものを3,000以下で買えるではないですか!

このパソコンを買った約10年前は、2万円近くかかっているはずなんですよね...

スマートフォンの普及によるSSDの大量生産ということが原因にあると思いますが、それにしても恐ろしい価格下落です。

その値段なら、ちょっとのパソコン延命にしかならなくても後悔しないだろうと思い、交換を決断しました。

 

上が交換前のもの、下が新しいSSDです。

交換前のものは10年しか経っていないのに、やたら古いデザインに見えます。

パソコンが置いてある僕の部屋は狭いので、取り付けには苦労しました。

配線を外してパソコンを広いところに取り出せばやりやすいのですが、ものぐさな僕はパソコンを狭いラックに置いたまま、机の下にもぐって仰向けになりながら作業をしました。

首を少し持ち上げたまま作業しなければならないので、首や腹筋は痛くなるし、狭いところにドライバーを入れてネジを外したり締めたりするのにも非常に苦労して、時間がかかりました。

ソフトのインストールよりもハードの交換の方が一苦労でした。

 

今までのWindows10は、64bit版だけを選択すれば普通のDVD-Rでインストールディスクを作成できましたが、最新の「22H2」は容量が多くなって、DLというちょっと高い大容量DVD-Rが必要になりました。

何度もクリーンインストールは実施しているのである程度慣れてはいますが、それでもアプリのインストールまですべて終えるのに2日かけました。

2年前に苦戦したWEBブラウザのブックマークの同期については、気が抜けるほどあっさり何事もなく成功しました。

一度Firefoxのブックマークをうっかりぐちゃぐちゃにしたり消したりして、バックアップから復元したりしましたが、それでも何事もなかったのように同期できていました。

やはり「Edge」の同期をやめたのが良かったのかもしれませんし、同期を行う「iCloud」のアプリが安定性を上げてきているからかもしれません。

 

インストール完了後のパソコンは動作が速いです。

まだWindowをインストールした直後なので、それによるところも大きいと思います。

安定性も上がっている気がしますが、1度だけ起動失敗がありました。

一番ベースとなるパーツを交換し、人間で言えば脳みそを交換して記憶を全部コピーしたようなものですが、使っている分には交換前と何ら違和感はありません。

ちょっとした解決できないことがあって、スタートメニューのアイコンの絵が、アプリによって小さくなったり大きくなったりしてしまっていて、それを統一する方法が分かりません。

解決方法を知っている方は教えてほしいです。

 

交換して少しすっきりしましたが、これから使っているうちに不安定になるかもしれないので、もう少し様子を見ないと交換の成果は判断できません。

しばらくWindows11はお預けです。

お預けの方がいいのかな...

いつかはやってくる空白

ECC英会話Podcastingが終了してしまいました。

2006年から17年間も配信されていたようです。

僕が聞き始めたのはいつだったかはっきり覚えていませんが、結婚前からおそらく15年くらい聴いていたと思います。

英語のリスニング力を高めて日常的な単語も覚えようと聞き始め、ずっと聴いていましたが、ついに終わりの時が来てしまいました。

 

Podcastって何?」って思う方もいるでしょう。

iPodの時代にインターネットで配信を開始したラジオのような音声データのサービスで、日本では2005年に開始されたようです。

語学系の番組はもちろん、音楽系や情報系、ニュース、バラエティなど、今も多種多様な番組が配信されています。

数年前に再ブームもあったようです。

ECC英会話Podcastingがスタートしたのは2006年ということなので、日本でのPodcast開始から1年後に始まったということみたいです。

 

この番組は日常的な英会話をダイアログとしてネイティブが演技するもので、毎週月曜日に新しいエピソードが配信され、毎回2つのイディオム(連語)をテーマにして、それを1つずつ含んだダイアログが配信されていました。

最終回で初めて知りましたが、最初は5つの動詞を取り上げたりして、全く違う形だったみたいですね。

僕は全部の内容が聞き取れるまで繰り返し聴き(10秒巻戻しボタンを使います)、一通り聞き取れた後で、ダイアログを文字にしたものをWEBで見て確認していました。

僕にとっては聞き始めは少し難しいと感じていましたが、少しずつ慣れてきてからは、何度も聞き直せばほとんど全文どんな単語を言っているのか聞き取れるくらいになりました。

そんなレベルなので難しすぎず、簡単すぎず、ちょうどよいと感じていました。

講師のユキオ先生やDJの谷山さんのやりとりもナチュラルで楽しいもので、あまり気張らずに親しんで聴くことができました。

正直言うと、最後の方は「さすがにもうそろそろ終わりが来るかな」と思っていましたが、実際になくなってしまうのはとても残念なことです。

でも17年もやっていたというのは、本当にすごいことだと思います。

 

実は最終回を聴いてから、その前の回のレッスンをまだ聴いていなかったことに気づきました。

最終回はレッスンではなく、「17年間こんなふうに配信してきました」というお話だけで終わったのですが、それを聴いた後でWEBを見て、最終回の前のレッスンを聴いていないことに気づきました。

順番が逆になりましたが、本当の最終回はもしかしたら急遽追加で録音したのかな、という気がしましたし、レッスンとしての最終回の方が本当の最終回よりも「終わり」という印象を受ける終わり方だったので、返ってこの順番で良かったような気がします。

最後のレッスンは非常に集中できて、いつもの半分くらいの時間で全部聞き取ることができました。

 

これから代替のものを探していこうと思いますが、すぐには見つからないかもしれませんね。

もしかしたらPodcastでなく、アプリで探した方がいいものがあるかな?

余韻に浸りたい気もするので、しばらくは見つからなくてもいいと思っています。

ちょっとリスニングはお休みで。