東の果ての公開日誌

ネットに不慣れな表現好きによる欲求放出の庭

2年ごとのクルマ感

東京モーターショーに行ってきました。

6年ぶりです。

ネットでも最近は出品が少なくなって寂しくなっていると言われていますが、自分の目でそれを確かめたいということもありました。

パソコンにたまたま2007年に行ったときの写真のフォルダがありましたが、それを見るとフォルクスワーゲンアウディアルファロメオプジョーマセラティジャガーなどのクルマがあります。

そのどのメーカーも今回は出品していませんでした。

アジアの主な市場が日本から他国に移っていったからです。

日本人のクルマ離れも進みましたしね。

見て回るにもあまり時間がかかりません(わりとじっくり見ても正味3時間もかかりませんでした)。

正直「見応え」というものも、減ってしまった印象です。

でも平日なのにそれなりに人出は多かったのでほっとしました。

写真を撮るのはもちろん、人気のあるクルマに近づくのも多少苦労します。

今回ちょっと気になったのが、展示してあって触れられるクルマを見ると、やたら荷室を開けたがるお客さんが多いということです。

僕は本気で買おうと思うクルマとかでないとほとんど荷室を見たりしませんが、荷室が絶え間なく開けられる光景に違和感を感じました。

ほとんどの人が、クルマを「道具」として見ているからなのかなと思いました。

クルマはもちろん道具ですが趣味性が高いものなので、スタイリングや運転席に座った感じなどの方が圧倒的に気になると思うのですが、もしかしたら今はモーターショーに来ている人でさえ、それほど趣味性を感じていない人が多いのかもしれませんね。

これも日本の環境変化でしょうか。

僕が一番じっくり見てきたのは、やはりマツダブースです。

mazda 3、CX-30、ROADSTARなどは、シートをしっかり調整してドライビングポジションの感触を確かめました。

以前はマツダ車でも最初はドラポジがしっくりこないクルマが多かったりしましたが、今回はどれもドンピシャで「これ」という感じです。

新しいmazda 3、CX-30は、スピーカーがドアの上の方にあるのもこの目で確かめました。

街で見かけたmazda 3はそれほどカッコよくないと思うこともありましたが、ショーで見るmazda 3はカッコいいです。

今回プレミアとなる「MX-30」も現実味のある出来になっていて驚きでした。

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他ではトヨタブースがほとんどクルマを展示していないので驚きました。

でも人気はすごかったようです。

トヨタ関連のダイハツやスバルを含めた3社は、離れた会場の「青海展示場」に並んでブースがありました。

なぜかレクサスだけは遠く離れて別にあったのが不思議でした。

ホンダブースのフィットとフリードも興味津々でした。

どちらもデザインがとてもおとなしくなっている印象でした。

デザイン思想(デザインした人?)が同じなのか、フィットのテールランプはフリードに似ていると思いました。

なんだかんだ言っても楽しかったと思います。

久しぶりに遠出できたので気分転換にもなりました。

海外メーカーがまたたくさん戻ってきてくれることを願ってやみません。