自宅のパソコンで、ちょっと大きなトラブルと格闘するハメになりました。
Windows10の大きなアップデートがインストールされて、再起動をさせられた後、更新の画面が0%のまま全く進まなくなりました。
そのまま仕事に行って12時間以上放置しましたが、状況は全く変わらなかったので、止むを得ず強制シャットダウンをしました。
電源を入れ直すと"Windows Rollback "という画面が出て、修復を試みましたが、やはり画面が進まないまま止まってしまいます。
ネットで調べてみると、今はWindows10 のインストールディスクを作るためのイメージ(ディスクの中身のデータ)が公開されていることを知り(今さらですが驚きました)、Windows をすべて消して入れ直す覚悟を決めました。
自宅のパソコンはいわゆる「ハイブリッド」にしてあって、OSはSSD(スマホのストレージと同じものです)に、データはハードディスクに入っているので、OSのSSDを消しても失うものはありません。
ただアプリはすべて入れ直しになるので、時間がかかり、とても手間が必要です。
でも今のパソコンはWindows8.1の状態で買ったもので、そこから10にアップグレードしているので、分かりやすく言えば付け足しの切り貼り状態になっています。
出荷時の状態に戻しても、一緒についてきたアプリがインストールされてしまいますし、やはり8.1から10へ上書きしなければなりません。
Windows10 のインストールディスクが手に入ると分かった今、「クリーンインストール」をして、一気にきれいに軽くしたいという気持ちも働きました。
古いパソコンでディスクを作るために、ブルーレイ時代になって消えかかっている片面2層のDVD-Rも必要でしたが、それも必要経費と割り切って買いました。
思い切ってクリーンインストールを始めましたが、インストールの最後のところでまたしても画面が進まなくなり、絶望の淵に立たされました。
SSDのディスクチェックもしてみましたが、やはり途中で進まなくなります。
インストールディスクにメモリテストのツールもついていたので、試しにそれも使ってみると、やはり途中で止まりました。
今までの経験から、これはメモリの故障が原因だと判断して、Amazonで新しいメモリも買いました。
新しいメモリが届き、パソコンを開けてメモリを交換してから、Windowsのインストールに再挑戦しました。
メモリ交換前に止まってしまったところでは止まらなくなり、DVDからのコピーは正常に終了するようになりましたが、今度はその後の再起動で進まなくなってしまいました。
古いハードディスクをつないでインストールしようとしてもうまくいかず、一時どうしていいか分からなくなり、メモリを買ったのはムダだったかと思いました。
悩んだあげく、起動のために読み込むドライブの設定が間違っていたことに気づき、それを直したところ、あっさりインストールに成功しました。
メモリが悪の根源だと考えたのは、やはり間違っていなかったようです。
インストールが終わると、久しぶりに見慣れたWindows10の画面が現れて、ほっとしました。
当たり前だった画面がこんなに恋しいかと、感慨深く眺めました。
ちょっと驚きだったのは、デスクトップのテーマも、ユーザーのアイコンも、設定していないのに今まで使っていたものが表示されることです。
Microsoftアカウントで、オンラインに設定が保存されているんでしょうね。
Internet Explorerのお気に入りも保存を忘れていましたが、それもオンラインから復元されたようです。
久しぶりのWindows 再設定で、いちいちいろんなことを調べながら進めましたが、どうにかうまくいきました。
インストールが終わるまで、毎週しているラジオ番組の録音も諦めなければなりませんでしたが、これでようやく一安心です。
心なしか動作も軽くなった印象で、SSDの空き容量も増えました。
設定の保存方法などで、今回学んだこともありました。
結果的に労力は報われているのではないでしょうか。