東の果ての公開日誌

ネットに不慣れな表現好きによる欲求放出の庭

変わゆく防災

すごい台風でしたね。
僕の仕事も、直撃した12日には休みになりました。
河川が氾濫したりして、亡くなった方や大きな被害にあった方もいるので、全く被害もなかった人間としてはいろいろ言うべきではないかもしれませんが、こんな台風は直面したことがありません。
特に栃木県はふだんは災害がかなり少ない方なので、驚きを隠せない状態です。
僕は非常時のための水や電気などの準備もできていませんでした。
せいぜいバスタブに水を溜めておいたくらいです。
東日本大震災の時に買ったランタンは、気がつけば点かなくなっていました。
ミネラルウォーターも買おうと思ったときは売り切れていました。
何度も入ってくるケータイの緊急速報メールにも、どう対応するか不安になる始末です。
防災意識の低さを改めて思い知らされます。
台風が過ぎ去ってみれば、すぐに静けさが訪れました。
日が変わった頃には、あんなに激しかった雨も上がって急に静かになりました。
13日はよく晴れて、時折風の音だけがピューピューと耳に入って、静けさを際立たせていました。
まるで海沿いに吹くような風でした。
台風が過ぎ去ってしばらくしてから、ニュースなどで知られていなかった被害が少しずつ分かってくるようになりました。
栃木市の実家に行くと、途中で川を通るたびに溢れた跡が見られました。
テレビではほとんど取り上げられていませんが、同じ栃木市の伯父・伯母の家が永野川という川の氾濫で床上浸水にあってしまいました。
広い範囲の多くの場所で被害が広がっているので、全容が分かるまではしばらく時間がかかるかもしれません。
最近は台風の被害が大きくなることが多いですが、僕たちも対処の仕方を変えていかなければならないのかもしれません。