東の果ての公開日誌

ネットに不慣れな表現好きによる欲求放出の庭

猛暑でも冷夏でもない20年後

9月に入った途端、天気がぐずつきがちになって涼しい状態が10日ほど続きました。

「9月だからもう秋だ」という宣告を受けたようでした。

10日からは少し気温も上がって、夏が戻ってきました。

ちょうどそんな時、日付を見てふと「そう言えばもう9.11だ」と思いました。

ニュースなどで見ていなあったので、あれから何年だろうと思って調べてみると、ちょうど20年だということに気づきました。

今まで忘れてしまうことも多かったですが、ちょうど20年の節目に9.11の日付に気づいたということに、何か運命的なものを感じました。

まだそんなに昔のことだと感じないですけどね。

2001年というと、僕が盛岡から栃木に帰ってくる前の年で、仕事ができなかったり睡眠がコントロールできなかったりして、転職も考えたりと、もんもんと悩んでいた時期でした。

僕の気分とあの出来事が、象徴的にリンクしたと言えばそうなるかもしれません。

でもあの頃はまだ、いろいろな意味で「敵がはっきりしていた」という時期だと思います。

2021年の今は、新型コロナウイルスが一番の敵といえば敵ですが、社会が分断されていると言われるように、人と人どうしがそれぞれ敵対してしまうような時代になった印象があります。

20年前に比べて、ますます混沌としてしまった感があります。

でも僕自身の生活は、あの頃に比べれば比較にならないほど安定しました。

家を建てようとしているくらいですからね。

そのせいで、平和ボケのような状態になっていると言えなくもない。

混沌の中で、落ち着いて考えるということができなくなっている気もします。

猛暑と言われない夏を久しぶりに過ごしました。

この節目をきっかけに、今という時期がどういう時期で、これから何を考えて生きていくべきなのか見つめ直していけたら、何かが変わるかもしれません。