東の果ての公開日誌

ネットに不慣れな表現好きによる欲求放出の庭

The Show Must Go On

結婚してちょうど10年が経ちました。

長かったような、短かったような10年でした。

子供のことを思い出すと長い10年だったと思いますし、カミさんとの付き合いを考えるとまだ10年しか経っていないのかと感じます。

夫婦というものを実際10年体験してみると、結婚する前に想像していたものとそれほど違いはなかったと言えばなかったですし、違ったと言えば違ったと思います。

何を言っているのかよく分かりませんね。

どちらかの実家に子供をお願いして、記念に夫婦だけで日帰りのドライブくらいしようかと思っていましたが、今は県外ナンバーを見ただけで怒られるご時世になってしまいましたので、どこかに出かけるのはやはりやめました。

出かけた先に誰もいなかったとしても、トイレに行きたくなって借りたりしたら、自分が知らないうちに持っていたウイルスを残してきてしまうか、誰かが残したウイルスをもらってしまう可能性もありますからね。

「自分は感染しない」と、つい決めつけてしまいそうになりますが、それが一番危険ですよね。

結局テイクアウトの寿司だけ買ってきて、家族みんなで食べました。

異常事態の中での結婚10年になりましたが、通過点に過ぎないとも言えるので、「普通の日」の十周年を味わいました。

このブログは結婚してしばらくしてから始めたので、結婚前後のことはほとんど書いたことがありませんでした。

いい機会なので、少し書いてみようと思います。

結婚式の日はカミさんが妊娠2ヶ月くらいで、ひどいつわりが始まっていました。

カミさんも気が張っていたのか、なんとか結婚式自体は乗り切ってくれました。

結婚式と同時に一緒に暮らし始めるつもりでしたが、そんな状態でしたので、結局1人目が生まれるまでは一緒に暮らせませんでした。

婚姻届も同じ日に出す予定でしたが、そのバタバタで3日後の5月5日に提出することになりました。

5日が結婚記念日だと言っても、間違いではないですね。

結婚したときは、僕にとって人生の「第一部完結編」という感じだったと思います。

それまではいろんなことで悩みましたし、不安ばかりの日々でしたが、結婚によって大部分が「解決」した感じがしました。

仕事も普通に続けられるのか、生活ができるだけ稼げるのかずっと心配で、結婚どころではない時期が長く続きましたが、結婚する頃にようやく自信が持てるようになりました。

「第二部」を10年過ごして、世の中は大きく変わり、僕の生活はまだ大きく変わっていませんが、間もなく大きく変わっていく可能性も高いと思います。

ちょうどこんな時期に10年を迎えたのは、何か意味があるのかもしれないと思ってしまいます。

これからどんなストーリーになるとしても、ここに何度も書いてきたように、自信を失わないことが大切だと信じています。

カミさんと僕の関係はちょっと変わっていますが、それはそれでかけがえのないものです。

間違っているということも、価値が低いということもありません。

自分たちの感性に従い、これからも生きていきます。