東の果ての公開日誌

ネットに不慣れな表現好きによる欲求放出の庭

冬の一番寒い日

伯母が急に亡くなってしまい、日曜日に葬儀に行ってきました。

肺炎を患っていたところに、インフルエンザウイルスが入ってしまい、呼吸困難になってしまったそうです。

葬儀は新宿の落合斎場というところで行われました。

まだ8ヶ月の2人目の息子も連れて行ったので、泣くと大変だと思い、クルマで行きました。

2時間かからずに着きましたが、息子は道中ぐずっては眠りぐずっては眠りしていました。

1人目の娘とカミさんも合わせて家族4人で遠出するのは、よく考えたら初めてです。

集まったのは、ほとんどがよく知った母方の親戚でした。

僕が小学生の頃までは、盆と正月の度にそのメンバーで母の実家に集まって何泊か泊まったものですが、そのことが鮮明に思い出されました。

考えてみればもう30年以上前のことで、あんなに親戚が集まって一緒に泊まるなんてことは、この時代もうないことでしょう。

その親戚の中でも伯母は明るい人で、何度か大きな病気もして、生死の境をさまよったこともありましたが、それでも元気になって、実家に来る時はいつも明るく振舞っていました。

その伯母にもついに最期が訪れてしまいました。

僕は伯母に人付き合いが上手なイメージを持っていましたが、その表れか、葬儀にはお友達も複数いらしていました。

4年前には旦那さんである伯父も亡くなっていて、その時も娘を連れてきました。

その時に比べると、6歳になった娘はいろいろと分かるようになっているので、人の死というものを目の当たりにして、考えるところがあったようです。

「かわいそうに骨になっちゃったね。ばあちゃん泣いてたね。」

という、彼女が神妙な声で発した言葉は、心に深く感じたことを、今の精いっぱいの表現で表したものだと思います。

ほぼ生まれて初めて、人の死というものを受け入れた瞬間だったのかもしれません。