東の果ての公開日誌

ネットに不慣れな表現好きによる欲求放出の庭

シリアスは簡単なようで難しい

るろうに剣心 最終章」の2作品を見ました。

2021年の公開から今さらですが、すばらしい映画でした。

 

ネット配信や店舗からのレンタルで見たのではなく、「TSUTAYA DISCUS」の無料おためしでレンタルしました。

TSUTAYA DISCUSはネットで注文して、ブルーレイやCDが郵送で届いて、視聴が終わったらまた郵送で返すというものです。

TSUTAYA DISCUSを利用したのは、ブルーレイというよりCDをずっと借りたいと思ったからでした。

最近実店舗のTSUTAYAでCDレンタルが少なくなっていて、自宅の近くのTSUTAYAではCDレンタルを終了してしまっていました。

TSUTAYA DISCUSなら品揃えも豊富で多くのCDを借りられるので試してみようと思いました。

手嶌葵さんの「Ren'dez-vous」やクレイグ・デイヴィッドのアルバムをレンタルしました。

るろうに剣心 最終章も見たいと思っていたのでレンタルし、今回お盆休みを利用して見てみました。

 

るろうに剣心の実写版はテレビ放送の録画で前の3作品を見たことがありました。

原作の漫画もアニメも僕の世代ドンピシャなのに見たことがありませんでした(気になってはいましたが機会がありませんでした)が、何と言っても実写版はアクションがとてつもなくカッコいいので、それに惹かれて見ました。

ただ最初の3作品はちょっと子供っぽく感じてしまう部分も正直ありました。

僕としては、ときどき入ってくるギャグの要素が中途半端に見えてしまいました。

 

その印象を持ちながら今回の最終章「The Final」と「The Beginning」を見ましたが、それを見事にひっくり返されました。

映画の公開順はThe Final→The Beginningのようですが、僕はそれを調べたりせずに逆の順で見てしましました。

でも結果としてそれはとても良かったと思います。

僕は主要人物の「巴」が何者かを知らずにThe Beginningを見られたので、先が読めないドキドキがありました。

原作ではThe Finalの話の途中にThe Beginningが挿入される形だったようですが、物語の時系列としてはThe Beginningが先ですし、実写版を見る順番としてもThe Beginningからの方が感情移入しやすいような気がします。

 

最終章は前3作から約7年の間を開けて公開されましたが、僕はその7年がこの作品を絶妙に熟成させたと感じます。

主役の佐藤健さんも歳を重ねることで、最終章では演技に磨きがかかりまくっている印象です。

今回は脚本としてもギャグの要素が少なかったこともあり、「剣心」の悲哀を表現しきれていたと思います。

劇中の1つ1つの所作なども以前より数段カッコよくなって、ホンモノの明治の流浪人を彷彿とさせる感じがします。

特にThe Beginningは、物語が剣心の現役人斬り時代の話なので、アクションも冷徹で迫力がありますし、剣心の感情も喜びが少ない時代なので、その孤独や葛藤の表現が振り切った状態で鑑賞できます。

全体として、余計なセリフや動きの少ない、いわゆる「余白の多い」演出だったと思います。

日本の映画はどうしてもこの余計な演出が多いと感じてしまうものが多い気がするので、その中でこの映画はとても光っているのではないでしょうか?

海外でも高評価を受けたりしているらしいですね。

 

ぜひ皆さんもるろうに剣心 最終章を見てほしいと思います。

特にThe Beginningは、るろうに剣心を何も知らなくてもそれだけで楽しめますよ。