東の果ての公開日誌

ネットに不慣れな表現好きによる欲求放出の庭

ロールプレイングゲームと「生きる」

Nintendo Switchで続けてきたロールプレイングゲーム二ノ国 白き聖灰の女王」をついにクリアしました。

TVCMで見て映像が美しかったのを覚えていて、Switchのオンラインストアでたまたま安いのを見かけてダウンロードしました。

始めたのは確か2020年末にスマホで「アナザーエデン」をクリアした後ですから、丸2年かかったことになります。

う~ん、長かった…

 

僕にとっては、けっこう難しいゲームの部類に入ります。

初代ファミコン世代としては、その当時もっと難しいゲームをいくつも体験しているはずですが、大人になってからはあまりアクションを必要とするゲームはやっていないので、ちょっとしたアクションでもキツめに感じます。

最初のダンジョンからバンバン殺されてしまい、初めてのボス戦も苦戦しました。

ダンジョンや中ボスでなかなか前に進めなくなった時は、何度か挫折しそうになって、しばらくやめていた時期もありました。

最後の敵との戦いもちょっと苦戦して、そのボスが大技を出す直前にこちらが大技を出せたことで、ギリギリ勝利できた感じでした。

最後まであまり上手にはなりませんでしたが、何度も戦っていると急にその時だけ調子が良くなることがあって、そういうチャンスの時に何とか前進してエンディングにこぎつけた感じです。

「やさしい」モードもありましたが、さすがにそれは避けて「ふつう」で通しました。

ゲーム内でためたお金を使って、全滅したところから復活する方法も用意されていましたが、それはやらずにすべてセーブしたところからやり直しました。

もう意地でしたね。

 

でもやはり映像はとても美しくて、このゲームの映像を手掛けたスタジオジブリの映画の中で自分が歩き回っている気分でした。

特に最初にたどり着く二ノ国の町がきれいだった...

久石譲さんのオーケストレーションもすばらしい。

キャラクターの声を担当しているのも、「超」のつく有名な俳優さんたちばかり。

クリアしてから気がついて驚いた俳優さんもいました。

ストーリーも良くて、テーマがジブリらしい感じでしたが、「アナザーエデン」や「ドラクエⅦ」をやった後だと、ちょっと子供向けな感じがしたのが正直な印象でした。

特に後半の話は、すばらしい話ではありますが、どうやらNintendo DS版が最初に出て、その後にSwitch版やPlay Station版を出すときに追加された話のようで、全体の流れとしてはちょっと間延びした感じを受けてしまいました。

個人的にはもっと取り返しのつかないような「せつなさ」を前に出してもらった方が、感動が大きくなるんですけどね。

 

ロールプレイングゲームをクリアすると(時間がかかった場合はなおさらですが)、しばらくはまた新しいゲームを始めるのが辛く感じます。

途中で挫折するんじゃないだろうかとか、またものすごい時間がかかるんじゃないだろうかとか、嫌な気分で終わらなきゃいけないんじゃないだろうかとか、いろいろ不安を感じてしまいますね。

でもそれがまた「せつなさ」になって、ゲームの感動を大きくするのだとしたら、その状態のまますぐ次のロールプレイングゲームを始めたほうが良いとも言えます。

スマホでやりたいと思っているゲームもいくつかあるので、ちょっと考えてみます。

途中まで一緒にやっていた子供たちにも二ノ国をクリアしてもらうため、やさしいモードのやり方を教えてやろうと思います。

もう先にクリアされる心配はありませんから!