東の果ての公開日誌

ネットに不慣れな表現好きによる欲求放出の庭

ちょっと思い切って書きにくいことを

とんでもない事件が起きてしまいました。

政治の重要人物が銃で撃ち殺されてしまうなんて、まったく予想もできませんでした。

僕はちょうど3回目のワクチンを打つために仕事を休んでいたので、このニュースで一色になったテレビのニュースを長い時間見ていました。

 

僕がこの事件の報道を見て気になったことがあります。

事件が起きた直後から、「暴力で言論を弾圧するなんて許せない」という論調があちこちで聞こえて、それに違和感を感じました。

まだ動機が分からないのに、なぜ「言論を弾圧した」と言い切っているのか不思議でした。

何か言論弾圧に結びつけたいようなバイアスを感じてしまいます。

いま分かっていることから考えると、やはり犯人は安倍氏の政治思想に反対したくて犯行に及んだのではなさそうです。

岸田首相の会見では、「背景は分からないが民主主義の選挙運動のさなかで犯行が行われたことが卑劣だ」という内容があったので、確かに選挙の中で行われたこと自体が民主主義を冒涜してると考えられるかもしれません。

ただ、犯人にとっては選挙運動という場面が安倍氏を狙いやすいチャンスだったのだと考えられるので、「民主主義を壊したい」というようなことを考えて選挙運動の現場を選んだのではないと思います。

 

ここからは僕の勝手な推測が多くなりますが、今回のようなことが起きてしまったのは、1つにはネット社会が背景にあるような気がします。

凶器となった銃は自作のものだったようですが、銃の作り方はネットで調べたものだったのではないでしょうか。

また、犯人の言う「安倍氏が宗教団体を支援した」という情報も、ネットから得たものだったのではないでしょうか?

ネットによって極端な憎悪が生まれやすくなっているという意見もあります。

ネット社会の利便性の方が圧倒的に大きいとは思いますが、負の作用を同時に生み出してしまっているのかもしれません。

 

いずれにしても、現代の日本には数少ない、リーダーとして日本を引っ張っていける人を失ってしまったのは、非常に残念なことです。