東の果ての公開日誌

ネットに不慣れな表現好きによる欲求放出の庭

大作と新作

実際に聴いてから書くまで間が空いてしまったのですが、オリジナル・ラブの新しいベストアルバム、「Flowers bloom, Birds tweet, Wind blows & Moon shining」を聴きました。

デビュー30周年を記念した4枚組CD+Blu-ray+ブックレットの仕様で、CDはそれぞれ75分前後、Blu-rayに至っては3時間強というボリュームのセットです。

長い... 値段も結構しました...

やはり1日では聴ききれず、2日かけました。

古い曲はさすがに時代を感じてしまいますが、でもいかにすごい意欲的な大作が多かったかを実感する作品でした。

Blu-rayは映像がつくので特に印象的です。

3時間強のほとんどが左右に黒い帯が付く縦横3:4の画面で、画質も古い感じだったので、余計に長く感じてしまいます。

それでも映像があると音楽に対する熱を感じるので、各曲がいかに大作だったかが伝わってきます。

いろいろなジャンルの音楽のテイストを取り込んでいることが多いですが、それを自然に聴かせるところがすごいと思います。

Blu-rayの最後にはYouTubeで公開されていた、「接吻」のOvallとのコラボレーションバージョンが収録されていました。

僕はYouTubeで見たことがなく、このBlu-rayで初めてみましたが、いくつかの接吻のバージョンの中で一番カッコいいと思いました。

まさに大人のアレンジですが「今」の音で、じわっときます。

特にコーラスワークが好きです。

これは実際にYouTubeで見て(聴いて)もらった方がやっぱり分かると思います。

このアルバムを聴いてから、僕の中でオリジナル・ラブ祭りが始まりました。

僕は仕事帰りのクルマの中でずっと歌っていますが、これを聴き終わったあと1週間はオリジナル・ラブだけを歌っていました。

歌いながらオリジナル・ラブの魅力を改めて噛み締めていました。

デビュー後30年も経つと、もう「今の人」という感じではなくなっているかもしれませんが、まだまだサウンドのアップデートは続いています。

オトナが楽しめる曲を高品質で作り上げるアーティストは、日本には他にほとんどいないと思います。

ぜひこのままアップデートを続けて、若い人たちにも聴いてもらえるようになってほしい。

なんだか年寄りくさいことを言ってしまいましたが、僕自身の歌も磨いていきますよ。