東の果ての公開日誌

ネットに不慣れな表現好きによる欲求放出の庭

自然体の呼吸

ご多分にもれず、「鬼滅の刃」の映画を娘と見てきました。

TV版はChromecastを買った時GYAO!で全部見ていましたので、その続きとして見ました。

しかし不思議なほど人気ですね。

ネットでチケットを購入しましたが、選ぶときにまず上映回数の多さに驚きました。

ほぼ1時間おきの上映です。

今まで見てきた映画は、せいぜい1日3〜4回くらいの上映だったと思います。

映画館の中の人の多さも、このご時世で大丈夫なのかと思うほどでした。

特に今日は大人の料金が安くなる日曜日だったので、特別に多かったのだと思います。

正直なところ、僕はストーリー自体は「ものすごくおもしろい」とまでは感じませんでした。

もう少し鬼や登場人物の心理的背景を詳しく描いてくれた方が、ストーリーに厚みが出てもっとおもしろいはずだと思うのですが、話のスピード感を重視するなら、仕方ないのかもしれません。

でも最後のシーンは泣きそうになりました。

そうなったのはおそらく、声優さんたちの演技力がものを言ったからではないかと思います。

そのおかげでこの映画は、自然に感情移入しやすいんですよね。

最後のシーンは普通ならくどい感じがしてしまうのではないかとも思いますが、そう感じさせないところがすごいです。

特に伊之助の最後の演技には「やられた」と思いました。

娘も僕も映画が終わってしばらくは「ほぼ無言」でした。

娘はとてもおもしろかったと言っていましたが、小4にとって2時間は疲れるのでしょう。

音楽に敏感に反応していて、あるキャラクターが出てきた時の音楽がとてもいいと言っています。

見る前に同級生からちょっとネタバレを聞かされてしまっていたようなので、これで安心して同級生と話ができるでしょう。

様々な評価があると思いますが、日本のエンターテインメントに大きな影響を与えるものであることは間違いないでしょう。

もし娘がいなかったら僕は見なかったと思いますが、見ておくことができてよかったと思います。

アニメだけで見ていこうと思いますが、続きがどうなるのか、楽しみにしたいと思います。