東の果ての公開日誌

ネットに不慣れな表現好きによる欲求放出の庭

せめぎ合う新しさとスピード

先日突然自宅のメインパソコン(デスクトップ)のネットワークが繋がらなくなりました。

最初はWi-Fiルーターが故障したのかと思いましたが、スマホWi-Fiはしっかりつながっていますし、同じルーターと繋いであるテレビもデータを受信できています。

その後ルーターの違う端子を使って繋いだり、ケーブルを変えたりしてみましたが、症状は変わりません。

パソコンのLAN端子が故障したのだと判断しました。

仕方がないので、AmazonでUSB接続の有線LANアダプターを探して購入しました。

BUFFALOのLUA4-U3-AGTEという製品で、タイムセールで1,200円くらいでした。

ただ、それが届くまでの間、パソコンをどうしてもネットに繋ぎたい案件がありました。

義父からもらったノートパソコンに、10年前に買ったUSBの無線LANアダプターを付けて使っていたことを思い出し、それを取り外してデスクトップパソコンに付けて使ってみました。

メーカーからはもうWindows10用のドライバーなどは提供されていませんが、接続しただけで問題なく使えました。

ただ、この前Chromium OSをインストールしたときに設定したにも関わらず、2.4GHzの周波数しか使えなかったことを忘れており、それに気づくのに少し時間がかかって設定に手間取りました。

無線LANアダプターを接続したときの回線速度を測定したところ、下りが50Mbpsくらい、上りが30Mbpsくらいでした。

そして有線LANアダプターが届き、さっそく接続して使ってみました。

本体にインジケーターがついており、USB3.0で動作していることや、1Gbpsで接続していることがひと目で分かります。

優先LANアダプター.jpg写真の左側は今回使った無線LANアダプター、右側は購入した優先LANアダプターです。

接続するだけで簡単に使用することはできましたが、最初にまず、USB3.0のインジケーターが点灯しないことに不安が走りました。

でもそれはパソコンを再起動するだけで解決しました。

次に困ったのが、1Gbpsで接続しているインジケーターが点灯せずに、100Mbpsの方が点灯してしまうことでした。

Windowsの設定を開いて、優先LANアダプターのスピードを変更したりしましたが、そうするとネットとの接続が切断されてしまいます。

設定を戻して通信速度を測定すると、やはり100Mbps弱のスピードしか出ませんでした。

一時はそのまま諦めるしかないかと思いましたが、ネットで調べていると、「LANケーブルが古いと通信速度が遅くなる」という記事を目にしました。

なるほど確かにパソコンのLAN端子にずっと繋いできたケーブルは、かなり古くから使っているものだったと思います。

そう言えばLANケーブルには「CAT」という表記が付いていますよね。

これが「6」以上でないと1Gbpsは出ないということです。

そんなことも知りませんでした。

ケーブルを自宅にあった新しいもの(ネットの契約のときにもらったもの)に交換すると、あっさり1Gbpsのインジケーターが点灯しました。

通信速度を測定すると、今まで見たことのない、下り500Mbps前後の値が出ました。

上りはだいたいその半分くらいでした。

なんだ、ただのケーブルの問題だったのか...

ということは、LAN端子の故障前もずっと古いケーブルを使っていたために、ネットワークの性能を全く引き出さずに使っていて、本来のスピードの5分の1程度のスピードで使っていたということです。

LAN端子が故障してくれたおかげで、とても良い勉強になったと思います。

パソコン本体も2013年の年の瀬に買ったものなので、基板などがそろそろ寿命に近づいているのかもしれません。

15年前くらいまでを考えたら、6年半もの間使っていて性能に不満を感じないというのは信じられないことですが、寿命の方が先に来てしまうとしたらさらに驚きです。

環境負荷を考えたら、できるだけ延命した方がいいですね。