東の果ての公開日誌

ネットに不慣れな表現好きによる欲求放出の庭

通常より30年速い

約30年ぶりにガンダムのプラモデルを作りました。 買ったのは昨年のお盆ころですが、9ヶ月ほどかけてようやく完成に至りました。 「RG1/144シャア専用ザク」というものです。 僕が小学生の頃に、「ガンプラ」は大流行しました。 従兄弟に勧められたりしながら、自分もだいぶハマって作っていました。 当時は人気がありすぎて、ガンプラを手に入れるのが難しく、しかも小学生がそんな多くの金額をつぎ込むワケにはいかず、あまり買えませんでした。 大人になっても興味はありましたが、手間などを考えるとなかなか手が出せませんでした。 ところが昨年魔が差したように欲しくなって、手を出してしまいました。 カミさんや子供たちの目を盗みながら、少しずつ作ってきました。 久しぶりのプラモデル作りは非常に苦戦しました。 まず、パーツを繋いでいるランナーから切り取った部分(いわゆる「バリ」)をきれいにするのに苦労しました。 デザインナイフを使って削りましたが、最初はどう削っていいか分からなくて、押すのではなくスライドしながら切っていくということに気づくのが遅くなってしまいました。 力の加減で切れ過ぎたり切れなかったり、不器用な僕にはキツくて、思うようにきれいに削れませんでした。 デカールというシールを貼るのも大変でした。 プラモデルとしては案外厚めで硬いデカールがついていたので、角ばった曲面に貼ると、狭い面のところで剥がれてしまいやすいです。 専用の「のり」を買って、何度も押さえつけたりしました。 なくしてしまったり、位置合わせに手こずっているうちに汚してしまったりして、バンダイにもう1枚発注もしました。 キットを組み立てたままでは、表面のつやがプラスチック感を出しまくってしまうので、最後につや消しスプレーで質感を上げました。 これもかけ過ぎたり足りなかったりしてしまい、予想外にハードでした。 「目」についても、デカールを2枚貼って色を濃くしようとしましたが、透明のカバーの部分にぶつかってしまって左右に動かなくなったので、目のパーツを少し削ったりもしました。
画像
多くの人にお見せするような写真ではないかもしれませんが、完成したザクはこんな感じです。 仕上げがひどいところが色々ありますが、自分で楽しむ分にはどうにか満足できるレベルです。 つや消しをしたのは正解だったと思います。 いろいろポージングも考えましたが、いま思いつく中ではこのポーズが一番好きです。 同じ「シャア専用ザク」にも、ものすごい種類があるようですが、このRG(リアルグレード)にしてよかったと思います。 細かいところまで作り込まれているところが「少年の心」をくすぐりますし、他のモデルの写真を見ると、RGは一番スリムに見えてカッコイイです。 毎日仕事から帰ってきては眺めて、ちょっとポーズを調整したりしています。 子供に触られないように気をつけながら、楽しんでいきたいと思います。 1体作るのに予想外の労力を費やしたので、しばらくプラモデルは作りたくありません...