東の果ての公開日誌

ネットに不慣れな表現好きによる欲求放出の庭

色眼鏡が必要です

68年ぶりの最接近スーパームーンということで話題になっていましたが、当日はあいにくの天気で月が見えず、前後の日に注意して眺めてみました。

確かに地面も明るくなっていて、特に自分の影がくっきりしていたので、月が普段より明るいことが分かりました。

ただ、月よりもLED化された街灯の明るさの方が目立ってしまい、どこまでが月の明るさなのか、よく分からなくなっていました。

僕は正直、スーパームーンという言い方があまり好きになれません。

月の美しさを繊細に表現した言葉ではないと思うからです。

様々な観測データから月が明るくなるということを示しても、個人個人の美的感覚とはシンクロしないのではないでしょうか。

もちろん月の近さや輝面比だけでなく、気象条件も月の明るさや美しさに大きく関係してきます。

そしてその時の心模様も、月の見え方を決定付けます。

そういったことを全部ひっくるめて、「月がこう見える」と言って初めて、月の美しさを言い表わせるはずです。

でもやはり、今日は月が明るくなるということを知らされると見たくなりますし、自分がそれを見てどう感じるかも楽しみです。

これからの時期は、「凍った月」も楽しみです。