東の果ての公開日誌

ネットに不慣れな表現好きによる欲求放出の庭

ベクトル

娘を初めての美容院に連れて行きました。

今まではママがずっと切ってきましたが、ママの体調悪いのでプロに切ってもらうことしました。

担当してくれたのは、30歳くらいの男の人でした。

髪を切るのはおとなしくしているだろうと予想できましたが、最初のシャンプーは水がかかるので、ちょっと心配でした。

泣いたり怖がったりはしませんでしたが、やはり娘の態度はガチガチになってしまいました。

そのまま切ってもらいましたが、顔はこわばったままで、首も始終逃げるように曲がりまくっていました。

またすぐに連れてくるのも大変なので、長くなると一番困る前髪を、女の子には悪いと思いながらも、ギリギリまで短く切ってもらいました。

終わった後も、つまらなさげな顔をしばらくしたままでした。

前髪を短くしすぎて嫌がっているのかと思い、「髪切ったの嫌だった?」と聞いてみました。

すると娘ははっきりと首を横に振りました。

やっぱり女の子なので、きれいになることに対しては、多少の苦労はためらいたくないのかもしれません。

ふだんそんなことは何も考えていないように見えますが、どんな女の子にも本能的にきれいになろうとする力がはたらいているのだと、この目でありありと見ることになりました。