東の果ての公開日誌

ネットに不慣れな表現好きによる欲求放出の庭

春に芽が出て

夜寒くなったりすることもありますが、宇都宮では昼間はとても暖かくなってきました。

菜の花も咲きだして、桜も蕾が大きくなっているのがよく分かります。

半年間楽しみに見ていた深夜アニメ「寄生獣 セイの格率」の最終回でも桜が散るシーンがあり、しみじみ春を感じたりしました。

職場異動以来続いていた風邪も治って、新しい職場にも少しずつ慣れてきてはいますが、まだまだ落ち着かず様々なことを忘れてしまいます。

「季節が変わっていく」というのを強く感じるこの頃です。

そんな中で娘にまた小さな変化が起こりました。

僕の実家に一人でお泊まり出来るようになりました。

お彼岸で実家に行った時に、帰りたくないとダダをこね出したので、幼稚園も春休みだし「じゃあ泊まっていけば?」とそそのかしてみました。

最初はママと一緒に泊まると言っていましたが、ママは通院があるから泊まれないよと伝えているとすぐにあきらめて、一人で泊まろうと覚悟を決めたようでした。

僕もカミさんも近いうちにどちらかの実家にお泊まりさせて、成長の足がかりを作りたいと思っていましたが、思いがけずそのチャンスがやってきました。

その日は寂しがったりなどということは全くなかったようで、何事もなかったように帰ってきましたが、帰ってくるとやはり神経を使って疲れたのか、すぐに寝てしまいしばらく起きませんでした。

そして土曜日に実家でイチゴをくれるというのでカミさんと娘がまた行くと、娘は帰るときになってまた帰りたくないと言い出して、泊まる気満々でママに帰れとサインを出したそうで、また一人で泊めてもらうことになりました。

人見知りで実家に行くとしばらくは黙っている状態だったのに、急にそこまでになるとは驚きです。

でも、対人恐怖症なんじゃないかとちょっと心配していたくらいなので、この一件でだいぶ安心できました。

朝は早く起きて布団から出ずに、ばあちゃんとしばらくお話していたようです。

すごい。

娘は「ビビり」だと思いますが、どうも人に高く評価されたりするのが大好きな感じがします。

一人でお泊りできるということが、本人にとっては自慢でもある気がします。

僕が褒めた時も、あからさまではないですが表情に微かに興奮がかいま見えます。

褒められて嬉しいというのを表に出すのはかっこ悪いということも、感じているんじゃないかと思います。

嫌らしいめんどくさい性格が見え隠れして、親としてはとても複雑な気持ちになります。

でも「成長している」ということは間違いないのでしょう。

「個性」というものが、どんどん形成されているのかもしれません。