東の果ての公開日誌

ネットに不慣れな表現好きによる欲求放出の庭

世の中のキリン

宇都宮動物園で「親子でハグ」というイベントがあって、カミさんがそれに申し込んでいたので行ってきました。

みんなで集まっていっせいにハグしようというイベントで、震災をきっかけに始まったもののようです。

参加すれば動物園に無料で入場できるので、台風が近づく中でしたが、がんばって行ってきました。

娘も動物の鳴き声の擬音を言えるようになってきたところなので、ちょうどいいと思いました。

ハグのイベントは、雨だったので屋根の付いた休憩場で行われて、すぐに終わりましたが、その後おばあさま方が子供たちを喜ばせるための簡単な踊りをやってくれました。

イベント中、休憩場の外では激しい雨が降りしきっていましたが、イベントが終わるのと同時に小降りになりました。

イベントが終わった後、雨が小降りのうちに動物を見ていこうと、急ぎ足で園内を周りました。

数年前にニュースがあったりしたので、どんなところだろうと思ってはいましたが、僕もカミさんも宇都宮動物園に行くのは初めてでした。

園内に入った時から、その作りにどうしてもビシビシと時代を感じずにはいられませんでしたが、動物の展示の仕方も最近の動物園とは方向性が全然違う印象を受けます。

多くの動物園は檻の前にさらに柵があると思いますが、柵などはないところもあり、ただ「噛まれるので檻に手を近づけないでください。」と書いてあるだけだったりします。

そのおかげで動物を衝撃的な至近距離で見ることができて、迫力のある展示になっています。

一番衝撃が走ったのはキリンで、普通に触ることもできて、エサを買ってあげたりできます。

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娘もエサをあげたくて仕方なかったようですが、やはりみんな衝撃を受けるのか、エサが売り切れてしまっていました。

動物の並べ方も、普通はテーマ別に様々な種類を並べて、できるだけ自然での様子が分かるように展示していると思いますが、とにかく人気のありそうな、いかにも「動物園」という派手な動物が並んでいる感じです。

急いで見たので分からなかっただけで、本当はそうではないのかもしれませんけどね。

1つ1つの檻の前で「おーっ!」と言いたくなる感じでした。

クルマに乗って帰り始めると、また雨は大降りになりましたが、短時間で懐かしいような不思議な空間を走り去ったひと時でした。