東の果ての公開日誌

ネットに不慣れな表現好きによる欲求放出の庭

遠い日の色

仕事でJ2のサッカーの試合に一日立会いましたが、あいにくずっと雨でした。

この仕事の時は寒いことが多いですが、こんなに雨が降ったのは初めてで、しんどい一日になりました。

ところが夕方帰ってきたころになって空の西の方だけ晴れて、厚い雲の下で夕日に家々が照らされるという情景を見ることができました。

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この写真は帰りに寄ったコジマ電機の駐車場で撮らせてもらったものです。

夕日に照らされる家々はこの反対向きに見えるわけですが、この方が状況がつかみやすいと思って、こっちになりました。

二十歳前後のころは、こういう暗い空の下で家々が浮かび上がるという光景を意味深く感じて、印象深くて大好きな光景だと思っていました。

その二十歳前後の頃は、この光景が好きだという感情を、女の子が好きだという感情のように大事にしたいという気持ちがあったので、誰にも話さずにいました。

そういうわけで、その気持ちを今このブログで初めて発表しました。

今も好きな光景であることには変わりありませんが、その頃に比べるとあまり強く感じなくなっています。

慣れてしまったのか、鈍感になったのか、時代とともに感性が変わったのか分かりませんが、あんなに好きだと思った感情を忘れてしまいそうなことをさみしく感じます。

あ、別に深い意味はありませんよ

写真というのは、その時の感情を忘れないために撮るんじゃないかと、今これを書いていて思いました。

人は忘れることを恐れる性分を持って生まれている感じもしますしね。

忘れた方がいいことも多いはずなんですけどね。