東の果ての公開日誌

ネットに不慣れな表現好きによる欲求放出の庭

黒船三連星

お盆休みの前に、実はアテンザのタイヤを縁石にぶつけてしまいました。

タイヤは引きちぎれて穴が開いてしまい、ホイールもぶつけた端が曲がってしまい、タイヤは全損状態になりました。

スペアタイヤを履いてあまり走るわけにもいきません。

今度の冬にスタッドレスに履き替えたら、使わない間に夏タイヤを交換しようと思っていたので、少し早まりましたが4本とも新しいタイヤに替えることにしました。

僕はアテンザの前のデミオの時から、ヨコハマ、ブリジストンと日本メーカーのタイヤを履いてきました。

ところがどうも今までのタイヤは、最初はいいと思っても、1〜2年履いていると雨(ウエット)の時に滑りやすくなって、寿命も短すぎると不満を感じるようになりました。

カー用品店の店員さんの話や、ネットの評判などを聞くと、やはり日本メーカーのタイヤは耐久性が悪いという評価が多いことが分かりました。

それで少し前から、今度履き替えるならミシュランの「Pilot Sport 3」にしようと考えていました。

ミシュランというと日本ではミシュランガイドの方が圧倒的に有名になってしまいましたが、現在の形の自動車用タイヤを初めて開発したメーカーです。

日本メーカーでは同じクラスのタイヤは、ヨコハマよりブリジストンの方が1ランク値段が高いですが、それよりさらにほんのちょっと高いのがミシュランです。

少し高くても、値段以上に長く持つなら、その方が得です。

僕はクルマの話をする時によく、日本の経済のためにも、日本のメーカーを応援したいということを言います。

でももし日本のタイヤメーカーが耐久性を重視していないというのが本当だとしたら、それは受け入れられないことなので、試しに海外メーカーに手を出してみようと思ったのでした。

休みに入ってカー用品店に商談に行きましたが、アテンザのタイヤサイズは在庫を置いてあることが少なくて取り寄せになり、しかもメーカーの卸売りが休みに入ってしまっているので、手に入るのは休み明けでした。

お盆休み中はカミさんのマーチで動いていました。

月曜の朝に入荷したという連絡が入ったので、仕事前に交換してもらいました。

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ミシュランPilot Sport 3を履いて走ったインプレッションを書きますが、新品のタイヤなので使い古したタイヤより性能がいいのは当たり前で、それを差し引いて書いていくつもりです。

でも完全に公平な比較は難しいので了承してください。

まず走り出して最初に、柔らかい新しいタイヤ特有の「重い」印象が、他のタイヤに比べて強い感じがします。

ただ大田原までを1往復したら、その感触はほとんど消えました。

振動については、大きめの凹凸を越えた時はマイルドな感じがしますが、小さな振動はよく伝えてしまうように感じます。

でもその振動も少しずつやわらいでいる気がします。

僕にとって一番重視したいハンドリングについては、レスポンスはあまり速くない印象ですが、曲がる時の踏ん張りに余裕があって、クールさを見せます。

「大人のハンドリング」という感じです。

問題のウエットの性能については、実際に雨の中も走りましたが、まだ新品なので全く問題なく走ります。

全体として大きな不満はありませんが、まだ慣れていないせいかしっくりくる感じはなく、「楽しい」というワクワク感は今のところ少ない気がします。

もっと長く乗っていれば、自分の感覚と合ってきて、良さが分かってくるかもしれません。

いずれ僕が求めている真価が試されるのは、あと1〜2年走ってからです。

じっくり味わいながら付き合って、「いくつ星」なのかを見極めたいと思います。