東の果ての公開日誌

ネットに不慣れな表現好きによる欲求放出の庭

第6回チキチキ音楽ソムリエ

心の底から寒さを感じるこの冬ですが、宇都宮では雪はまだ2、3回しか降っていません。

でもそろそろ雪も増えてくると思うので、雪の中をドライブするのに合うアルバムを紹介していきましょう。

(1)Madonna 「Ray Of Light」

アルバム全般に渡って冷たい感じの音色が多用されているので、雪をイメージさせます。

メロディーもクールだし、マドンナの歌い方も息遣いに冷たさを感じさせます。

雪が積もった後の晴れた日にも合うと思います。

ちょっと古いですが、僕がマドンナを聴き始めたのは、このアルバムからでした。

当時スカパーでこのアルバムに収録されている「Nothing Really Matters」がヘビーローテーションされていたのをよく聴きました。

メロディーがもの悲しいのにリズムがダンサブルで、それがミスマッチなようですが妙にしっくりきて、アルバムを買わずにはいられなくなりました。

その辺の絶妙なアレンジも聴いてほしいと思います。

(2)Nat King Cole 「Unforgettable」

渋いスタンダードを選んでみました。

もともとは本人の死後に、娘のNatalieが「父がよく歌った曲」を集めてカバーしたアルバムとして発売されましたが、それを後から逆に「父のバージョン」として本人が歌ったものを1枚にまとめたものです。

「父バージョン」の方が昔の録音なので、雪の冷たさ中の「あたたかさ」のようなものを連想させます。

今さらクリスマスみたいな感じです。

他の2枚と比べると、ちょっと「異色」かもしれません。

(3)D'Angelo 「Brown Sugar」

冬にはR&Bがよく合います。

まさにそれを感じるアルバムで、ファルセットのコーラスワークが雪の舞う様子と重なります。

「雪の静けさ」を味わうには、このアルバムがいいかもしれません。

ディアンジェロのニューアルバムが噂されているようですが、久しぶりに彼の歌を聴くとそれが待ち遠しくなります。