東の果ての公開日誌

ネットに不慣れな表現好きによる欲求放出の庭

ひと昔の輪廻

昨日からの社員旅行で、いま花巻温泉に来ています。

南三陸町に泊まって、気仙沼の復興商店街なども廻ってきました。

家の土台だけ残っていて、コンビニなどのお店がプレハブになってるのを見たりすると、何もしなかった自分が省みられることもあって、込み上げてくるものがあります。

でもだいぶ瓦礫も片付いてきたようなので、少し前に比べれば、見た目の無惨な印象はなくなってきた方なのでしょう。

前に書いた岩手山はまだ見えません。

ただ、中尊寺でついてくれたガイドさんが、岩手の訛りで話していたのを聞いて、何か急にほっとして、懐かしい気持ちに包まれました。

盛岡に住んでいた当時は、僕もその訛りに感化されてイントネーションが同じになって、実家に帰るたびに話し方がおかしくなっていました。

以前行ったことのある厳美渓毛越寺などを見たり、栃木とは違う独特のなだらかな地形を見ても、確かに自分がここにいたことを実感します。

もう栃木に戻って10年が経ち、あまりこちらにも来られなくなりましたが、盛岡に住んでいたのも10年なので、何かの因果かもしれません。

この後は十和田湖と八戸を廻るので、いよいよ岩手山も見えます。

景色も堪能しながら、この10年の自分も振り返りたいと思います