東の果ての公開日誌

ネットに不慣れな表現好きによる欲求放出の庭

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社員旅行で東北を回ることが正式に決まりました。

復興支援の意味も込めて、ボランティアもしながら、宮城、岩手、青森を回って行きます。

10月28日~31日の3泊4日です。

うちの会社の場合、費用は会社持ちで、今回は食事もほとんど出してもらえるようです

娘が生まれてからはなかなか遠出はできないので、ホントに遠くまで出かけるのは社員旅行の時くらいです。

立ち寄ることになる盛岡には10年間住んでいましたが、震災があってからはなおさら足が遠のいてしまい、4年ぶりに向かうことになります。

今の会社の人たちとそんな場所に行けば、昔の自分をさらけ出すようなことになるので、ちょっと妙な気分になることでしょう。

日程の後半は、花巻温泉から奥入瀬まで進むそうです。

ということは、岩手山を南から北まで半周見ることになります。

盛岡周辺に住んでいると、岩手山の存在感は大きいもので、どこにいても景色の中にそれが入りこんできます。

住んでいた時は当たり前に感じていましたが、栃木に帰ってきてから盛岡に遊びにいった時に、その存在の大きさを改めて感じました。

盛岡での思い出がどこか奥の方で岩手山のイメージと結びついていることを微かに感じて、盛岡にいた10年をとても長い出来事のように思い出しました。

岩手山を半周回ることになれば、場所によって少しずつ違った表情を見ることができるでしょう。

その表情は震災の前と比べても少し変わっているのかもしれませんが、いろいろなことが変わっていっても、存在としての山は変わらずにそこにあるということを、確かめたいような気がします。

昔にしがみつきたいワケではありませんが、自分というものを確認するために、そんな象徴があってもいいのかもしれません。