東の果ての公開日誌

ネットに不慣れな表現好きによる欲求放出の庭

ミナヅキ

雨が多いなと思っていたら、関東ももう梅雨入りです。

雨についても、やっぱりいろいろな情緒が思い起こされます。

自分の中で強く印象付けられているのは、中学時代に部活動が休みになったことです。

僕はバスケットボール部に所属していましたが、体育館が使える時間が限られていましたから、雨が降ると部活が休みになったり、早く終わったりすることが多くなりました。

もともと運動は苦手でしたから、部活がなくなって帰れると、ラッキーな気持ちになったものでした。

気持ちは明るいのに空は暗かったりするので、そんな時はなんとも不思議な情緒を醸します。

ふだん家にいない時間に家にいることも重なって、ささやかな非日常を味わえました。

今でも雨で空が暗くなると、そのことを思い出して懐かしさに浸ることがあります。

これから暑くなってくると、雨が降った時にアスファルトの濡れた匂いがほんのり香ることがありますね。

僕はそんな匂いも好きだったりします。

やはり中学時代を思い出すからなんでしょうか。

中学時代というのは、いいことも悪いことも凝縮された時期だった気がして、雨のイメージと浮かれた気持ちのウラハラが、それときれいに重なって見えます。

あの頃からもう、3倍くらいの時間を生きてきたんだなぁ。